物差しのサイズ
誰でも喜怒哀楽の感情が与えられている。
小さなことでも喜べる人もいれば、
自分の身の回りに常に怒っている人もいる。
楽しさを求めすぎて、今の楽しさに気付けない人もいる。
哀しみに潰されそうになっている人も。
そして、何も感じない人もいる。
感じないのか、表現しないだけなのか。
感じないようにしているのか、表現できないのか。
私にはわからない。
そういう人に出会ったら私は
きっとこの場から立ち去らないから楽しんでいる【のだろう】
プレゼントを使ってくれているから喜んでいる【のだろう】
と勝手にこちらで良いように解釈する。
もちろん、こちらで勝手に考えている以上は、外れることもある。
何だか裏切られた気分になることもあるけど、
よくよく考えてみたらこちらで勝手に妄想しているだけで
その人からするとはた迷惑な話。
自分の物差しで人を判断してはいけない。そう、父に教わった。
人それぞれサイズ感の違う物差しを持っている。ということ。
今まで、相手の持っている物差しのサイズ感を理解しなければ。
そう考えていたが、やっと父の言葉の意味がわかった。
自分の物差しは自分だけのもの。
それぞれを尊重すべき。
だから、もう勝手に裏切られるのはやめよう。
相手の感情を想像するのはやめよう。